エゴイズムー恋


花散るや未分化なる日々の永し



まず恋はエゴイズムである。
知らず知らずして
それは他者の庭に咲き誇る薔薇を
根こそぎ奪い去り
自分だけの花瓶に挿してしまいたいと願う
救済できぬ業である。

若きことのみがもたらす醜い虚栄。

それでもそれでも
人は恋せねばならない。
なおもその地獄を優雅に残酷に
歩き続けることこそ
エゴイズムの交換を可能とする。
唯一醜き交合を美に昇華する道なのだ。




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