夏の薔薇

絢爛や日暮れ淋しき夏薔薇
*
一齊に咲く夏薔薇
庭園は祝祭のやうに絢爛たる樣相に
それでも、それでも
俯きたる花
一輪毎に異なる美しさを
ゆるりと愛でる
立ち止まり、眺め、薫りをみる
鞭をひとつひとつ確かめながら
その柔らかな部位へ充てていく
鞭をひとつひとつ確かめながら
その柔らかな部位へ充てていく
やがて夕陽の陰翳が彼女を際立たせてゆく
殘されたる時間は僅かにして
あらゆる愉しみを灌ぎ
あらゆる愉しみを灌ぎ
世界の終りのやうな色彩を身體に纏はせる
nao,Extraordinary Lessons
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