清浄なるもの-エゴン・シーレ

 


道徳から逸れた『表現主義』なのだろう。
短い生涯の中で濃密で挑発的な作品を残した彼。

エゴン・シーレ(Egon Schiele, 1890–1918)

呪いのような自画像、心を見透かしたような肖像、
赤裸々な裸体、空虚な風景。

何もかもが羨ましく感じる。
描線と水彩は生と性と死を巧みに交差させて
真実と嘘と妄想と現実が交錯する。
恐ろしくて美しいもの。
それこそが『清浄なるもの』。


*Egon Schiele
Drowing&Watercolors


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