不遜



梅雨空や午後に狂わば奔流す

*

いま此処でなにもかも手放し
初夏の湿度にまかせてひたすら嬉しがる

あなたの肉体に押し寄せるもの――
それを『作品』と呼ぶのは
傲慢の罪だろう。
けれども私は信じている。
可視の秩序の背後で蠢くもの、
不埒な欲望の暗流こそが
美の真なる胎動なのだと。

-kaori-

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