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白梅や貌みえぬ声の溢るる
*
あなたの外側を撫でる指先が
ゆっくりと内側の輪郭を思い出す。
わたしはあなたを所有するのではなく
あなたを媒介にしてしか自分に触れられない。
痛みや従属の名を借りて
感覚の奥に潜む透明な欲望を確かめたいのだ。
あなたの肌が震えるたび
わたしの沈黙も形を変える。
支配は戯れであり
屈服は祈りのように美しい。
その往復の中でわたしたちは
ひとつの境界を撫で合いながら、
まだ名のない快楽へと
静かに目を覚ましていく。
-yui-
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