山茶花ー享楽歌集

山茶花の紅きを問ひ花ざるものに突く花の器は溢れ

山茶花の紅は、痛みの色。
美しい器へそれを突き立てる瞬間、
身体は言葉の外へと零れ落ち、
器の縁を越えて沈黙が溢れる。

彼女はその沈黙をひとつの美として見ている。
責める指の硬質な意志と
受ける肌の柔らかな頑なさ。
それらが交差するとき
倫理は不在になりただ美としての痛みだけが残る。
その均衡が壊れぬように彼女は息を止める。
そして世界が一瞬だけ紅の内部に沈む。


Why are sexual organs red like sasanqua?

A vase overflows with shameful liquid.


ーyuiー

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