悦びの陰翳 リンクを取得 Facebook × Pinterest メール 他のアプリ 12月 07, 2024 冬ありし魔物の三度哭く『中世の秋』によりてその昔、基督教が肉体の美はその白きなめらかなる肌を謳ふ。肌に覆はれし内側醜く穢れしものにてきたり。粘膜晒し分泌物を湛へし生殖の器はその最たるものなり。基督が処女より生まるるは清浄を保つことなり。ゆえ生殖の器より惡しき歓びを愉しむのことは禁忌でありインモラァルなり。なればこそ歓びはとこしへに羨望の対象に一度知ることはみづからに天魔魔呼び込むことになれ。さりとて悅びは絶えなく汝を幾度も昇天させゆく。翳は熱く燃えたる肉なり。 リンクを取得 Facebook × Pinterest メール 他のアプリ
形而上学 6月 18, 2022 哲学者ベルクソンは後ろ姿に 自身がみることのできない完了形の生をみていた。 あなたが決してみることのない いま歓びの痕に満たされたばかりの 背中を見つめる快楽。 マゾヒズム、サディズムの快楽には 様々な定義がある。 ぼくたちはどうしようもなく欲しいもの 取り返しのつかないものの交換をしている。 なににも代えられないなにかを。 photo:kaori Read more »
榠櫨の実 1月 09, 2023 くらがりに傷つき匂ふくわりんの実 -橋本多佳子- 羞じらいとは 一糸纏わぬことや 破廉恥な言葉を喚くことでは ありません。 子宮に秘めた羞恥の愉悦を 心赦す者に覗かれることが 貴女に深い悦びをもたらすのです。 photo:sayoko Read more »
愉悦 12月 04, 2022 レツスンは日ごろいづこへ向かふや知らず。 唯知れるは、何時か二人の心身が 行合ふかたのあることばかりなり。 其処へ行きつくまでの長き長きほど、 道具や言の葉にその麗しき部位責め囁き 嬌声と懇願に浅ましくも湿潤せる身体を 天上へ及ぶ及ばずを繰り返し愉しむなり。 陽の短きが哀し。 photo:kaori Read more »