冬籠り

 


肌白や朱のひとすじ冬ごもり


冬は突然にやってきてあなたの膚色を
これほどでもなく白色へ向かわせる。
嬉しさは小さき革鞭が
ゆくりとあなた柔らかき部位を
舐め廻すことなり。
幾つもの朱のつらなりが美しくて。
紅き唇の吐息欲しくて、
深く々々、鞭を振りおろしてゆく。

-kaori-





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