アート・オブ・フーガ リンクを取得 Facebook × Pinterest メール 他のアプリ 10月 14, 2024 秋風のやや肌寒く吹くなへに荻の上葉の音ぞかなしき『新古今和歌集』 巻第四 秋歌上433番バッハはフーガである。フーガ(対位法)なる世界の構築。幾重にもときを経て重なる主題が韻を踏んでゆく。タントラの如く揺れうごく。音の重ね衣は秋のせつなき歌に似る。 リンクを取得 Facebook × Pinterest メール 他のアプリ
形而上学 6月 18, 2022 哲学者ベルクソンは後ろ姿に 自身がみることのできない完了形の生をみていた。 あなたが決してみることのない いま歓びの痕に満たされたばかりの 背中を見つめる快楽。 マゾヒズム、サディズムの快楽には 様々な定義がある。 ぼくたちはどうしようもなく欲しいもの 取り返しのつかないものの交換をしている。 なににも代えられないなにかを。 photo:kaori Read more »
榠櫨の実 1月 09, 2023 くらがりに傷つき匂ふくわりんの実 -橋本多佳子- 羞じらいとは 一糸纏わぬことや 破廉恥な言葉を喚くことでは ありません。 子宮に秘めた羞恥の愉悦を 心赦す者に覗かれることが 貴女に深い悦びをもたらすのです。 photo:sayoko Read more »
愉悦 12月 04, 2022 レツスンは日ごろいづこへ向かふや知らず。 唯知れるは、何時か二人の心身が 行合ふかたのあることばかりなり。 其処へ行きつくまでの長き長きほど、 道具や言の葉にその麗しき部位責め囁き 嬌声と懇願に浅ましくも湿潤せる身体を 天上へ及ぶ及ばずを繰り返し愉しむなり。 陽の短きが哀し。 photo:kaori Read more »