対位法の海へ


秋風のやや肌寒く吹くなへに荻の上葉の音ぞかなしき

『新古今和歌集』 巻第四 秋歌上433番

バッハはフーガである。
対位法による美音世界の構築。

幾重にもときを経て重なる主題が
韻を踏んでゆく。
御堂に響く声明の如く揺れる。
音の重ね衣は秋のせつなき詩歌に似る。


*BWV1052 チェンバロ協奏曲編曲譜
*フーガは対位法の一部の様式


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