愛のこと



忘れたきことあらば、
忘れるほどの愉悦に、
そっと身をゆだねる。

それでも、もし、
ふたたび味わいたくなるなら、
再び、責苦の歓びに、
指先から、胸の奥まで、
秘めやかに差し出すこと。

愉悦と責苦は、
ひそやかに、境界を溶かしながら、
わたしを、あなたを、
静かに包むのだ。


-kaori-

 


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