愉悦


レツスンは日ごろいづこへ向かふや知らず。
唯知れるは、何時か二人の心身が
行合ふかたのあることばかりなり。
其処へ行きつくまでの長き長きほど、
道具や言の葉にその麗しき部位責め囁き
嬌声と懇願に浅ましくも湿潤せる身体を
天上へ及ぶ及ばずを繰り返し愉しむなり。

陽の短きが哀し。

photo:kaori


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