哲学者ベルクソンは、後ろ姿に 自分では決して見ることのできない 完了形の生を見ていた。
いま、歓びの痕で満たされたばかりの あなたの背中を見つめる快楽。 あなたが決して自分で見ることのないその背中を 静かに味わう快楽。
マゾヒズムやサディズムの快楽には いくつもの定義があるけれど、 ぼくたちはただどうしようもなく欲しいもの、 取り返しのつかないものを 互いに交換しているだけだ。
何ものにも代えられない、 ほんのひとつの何かを。
photo:kaori
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