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熱帯林
暦の夏が終わろうしているのに
暑さはまだ酷くて。
冷房機の弱い部屋で、
拘束と鞭のはあなたの
湿った肌を脈打たせる。
わたしはあなたの身体を
観察している。
ひとつは溶鉱炉から色のない銑鉄を
溢れさせている唇。
もうひとつは小刻みに痙攣を続ける
小さい爪を赤に染めた足先を。
熱帯の泥水のような情慾は
このか弱き身体のどこからやってくるのか。
どこを探してもみつからない苛立ちに
可愛らしいショートに纏めた髪を掴み、
三度いや四度もディルドを無情に差し込んでみる。
暦の夏が終わろうしているのに、
夏は永遠に続くかの如く。
photo:nao
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