カルマ





午後二時、
春の陽射しに白い裸身を晒して哭く。
残酷なほど明るい部屋で。

その姿にいつも思うのだ。
その美しさに、
どれほどの業を抱いてきたのか。
なにを歓び、悲しみ
食し眠り恋し唄ってきたのか。

いま、なぜ此処で
わたしに愛されているのか。
輪廻の如く
幾度も頂上へ達する日。